ご相談事例

  • 上京区・所有者が行方不明の危険家屋
    不在者財産管理人

    上京区・所有者が行方不明の危険家屋

    自宅の隣地にある空き家が長期間にわたり空き家のまま放置されており、飛来物や害獣・害虫による被害が発生していました。

    登記簿上の所有者が行方不明であったため、家庭裁判所へ不在者の財産管理人の選任を申し立てることにより、解決を図ることにしました。

    結果としては、当該危険家屋を買い受ける形で解決したのですが、家庭裁判所への申し立ての段階で発生する予納金の負担や、売却の許可を得るに際しての不動産の評価の問題等、超えるべきハードルが多々ある中での解決でした。
    なお、最終的に、予納金は全額の返金を受けることができました。

  • NPO法人 京都町並み保存協議会
    入札

    北区の住宅

    三代にわたり相続が発生している空き家。
    台風や大雨のたびに発生する建物の補修や飛散物の防止措置に、一部の相続人が費用負担を強いられている状況でしたが、相続人が多数に及ぶこともあり、なかなか解決の糸口が見つからないまま年月が経過していました。

    当NPOメンバーにおいてご相談をお受けし、相続人の総意として、売却換価のうえ、法定相続分に従い分配するということとなりました。

    法定相続分の計算や、過去の費用負担の精算が複雑でしたが、遺産分割協議はうまくまとまりました。

    また、売却については、入札の形式を採用することにより、透明性の高い価格決定がなされ、想定より高い金額で落札されたため、皆さんに喜んで頂くことができました。

  • 下京区の京町家
    入札

    下京区の京町家

    空き家の売却を考え、インターネットで簡単に査定を申し込んだところ、複数の業者による電話や訪問が相次ぎ、中には強引な営業(いわゆる「買いたたき」や、鍵の引き渡しの要求、希望もしていないアパートの建築計画の提案など)もあったため、不安にかられて相談に来られました。

    当NPOメンバーの弁護士において受任し、入札による売却を行ったところ、想定よりも高く売却することができました。

  • 北区の京町家
    定期借家・DIY型

    北区の京町家

    賃借人の退去により借主の再募集を希望されておられましたが、住戸内部の劣化や損傷が激しく、補修に相当額の費用負担を要することが判明しました。

    ご高齢ということもあり、高額の出費を躊躇されていましたが、当NPOより、借主において改修する形態の賃貸借(DIY型)を提案し、募集したところ、造形教室として使用する借主に出会うことができました。

    借主としても、居住用の物件ではないので、それほど大掛かりな手を加えることなく、物件の使用を開始することができました。

  • 上京区の京町家
    入札

    上京区の京町家

    売却を検討されていましたが、過去に不動産売買に関するトラブルに巻き込まれたことがあり、そのことを考えるとなかなか前に進めることができずにいるとのことでした。

    また、納得の行く形で価格決定をしたいということもあったので、瑕疵担保責任を免責とする条件を入れて、入札による売却を提案し、買主を募ったところ、想定より高い金額で買い手がつきました。

    また、法的な問題についてのフォローや、透明性の高い進め方について、喜んで頂くことができました。