NPO法人 京都町並み保存協議会

2018年住宅・土地統計調査によると、空き家が約850万戶存在しているとのことです。空家率は全国平均13.6%。実に7〜8軒に1軒が空き家の状態になっています。そして、さらに増えるとの予測がなされています。まさに、日本中、空き家だらけの状態です。

空き家を減らしてゆくには、空き家を有効活用していく必要があります。確かに、古くなった空き家を取り壊し、駐車場や賃貸マンションとして活用することも、有効活用の一つの方法でしょう。少し立ち止まって考え見ましょう。空き家の一つ一つには、それぞれの歴史があり、それぞれの思いが詰まっています。できるなら、誰かに、大事に使ってもらいたい。そういう思いを持っている方もおられると思います。

新築には新築の良さがあり、古⺠家には古⺠家の良さがあります。古き良きものをできる限り保存する形で、空き家問題を解決してゆく。私たちは、空き家の所有者の方に寄り添い、その思いを形にすることで空き家問題を解決することを目指しています。

空き家問題の背景には、相続の問題、境界の問題、費用の問題など多種多様な問題が潜んでいます。私たちは、弁護士、司法書士、税理士・会計士、土地家屋調査士、不動産鑑定士、建築士などあらゆる専門家と連携して、ワンストップで空き家問題の解決に当たらせていただきます。

空き家を抱えお困りの方。一人で、抱え込まないでください。

知恵を出し合えばきっと、良いアイデアが生まれてくるはずです。私たちと一緒に、空き家問題を解決してゆきましょう。